空につながるための家

2010年 06月 18日 ( 1 )

『共鳴』Vol. 2.9@新横浜BELL'S

今夜はSugar Saltライブなんだよね。
仕事もあるし、夫もいるし、夜は犬のお散歩もあるし、絶対無理だろうなと思いながら一日を過ごし、晩御飯の後、衝動的に、
「これからちょっと外出していい?」
ウソみたい。台所で親子丼作ってたのに、ライブハウスにいるよ、私。


浜松のときのように、時間も忘れ、感動で言葉も出てこない、といった感じではなかったけれど、本当に楽しくて、楽しくて。
演奏はやや荒っぽかったけれど情熱に満ちていて、これまでやってきたこと、自分達の中に蓄積してきた全部を出し切るぞというような気迫があって、不思議にさわやかで、ステージと客席が感謝や幸福を交感するような、そんな体験だった。
私もケラケラ笑い通し。

中盤の「ゆれる」が本当によかった。
こんな「ゆれる」もあるのね。
痛々しいほどの決意表明、悲しみ、諦観...そんなものをこれまで感じてきたのだが、今回はMCの中で、いろいろあるけど、でも(せっかく生きてるから)いろいろあった方がいいよね、という意味のことを、親密な雰囲気のなか、客席に語りかけながら唐突にすっと歌の世界に入っていって...
鳥肌が立って泣きそうになってしまった。
生きていることへの感謝とか、世の中全部に対しての思いやりとかに満ちていて。
心を開き、感じるのは(=生きて行くのは)本当にしんどいけれど、それでも感じて生きてゆきたいよね、でも、ときに大変だよね、と心の底に語りかけてくるようで。
それでも生きて感じていることに心がゆれてしまう自分を受け入れ、喜びに変換してアウトプットされてゆく快感!


皆さんノリノリで、気持ちよさそうにパフォーマンスしていらっしゃるのが、うれしくて(もうどっぷりファンになってしまった)。
もっともっと広いステージの上を飛び回りたいだろうなあ。もっともっと沢山の人に聞いてもらいたいなあ。
演奏だけでなく、見せ方とか客のいじり方とか、ああやって、全て吸収して経験して、どんどん大きくなってゆく過程に立ち会えて、幸せだ。

ライブの後、会場で合流した方々とお茶をご一緒させていただいた。
同じ体験をした方と、よかったよねーと語り合える楽しさ!!
ベースの亮氏、演奏中、音楽に溶けてしまうかのような風情で、天才は違うわーと見ていたのだが、
「今日はすごくアイコンタクトをとってたね」
情熱や幸福感は溢れていたけれど、ややもすると、4人の演奏が2つにほどけてゆきそうな瞬間もあったらしい。
へ?私は漫然と聴いているだけで、気がつかなかった。
ああ、そういえば、浜松のときに感じた、ステージ中央からまっすぐこちらに向かってくる太い一本のうねりのようなものは今回なかった。

1回1回のステージ、全て違った体験ができて、これでわかった、ということがないから、はまらざるをえないなあ。