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空につながるための家

緊張のなか打ち合わせ

夫が激怒した件について、設計事務所で打ち合わせ。
行きたくない、君だけ行けばよい、というのをなだめすかして設計事務所まで連れて行く。

もう夫の意向に従うことは決定で、それによりどんな変更があるのかを具体的に聞きにゆくのが目的だ。

Cさんからのメールが開かれたパソコン画面に向かって小学生の喧嘩のような悪態ワードを浴びせかける夫。
行くだけは行ってやるが(先方がこちらに来いと言っていた)、愛想なんかないぞ、言いたいこと言ってやるからな、と宣言する夫。
過去の数々の醜態を思い出し、ピリピリする私。
吠え出したら私に抑えられるだろうか。
ああ、犬だったら訓練所に送ることができるのに。

が、意外にも醜態を見せたのは夫ではなく私だった。
数々の変更点を聞くうちに、例の妄想癖で、擬人化された家にどんどん醜い傷をつけられてゆく姿がありありと浮かんできて、悲しみがどっとわいてきた。

私「和室にも穴をあけるのですか?」
Cさん「はい」

うえーん

皆が勢ぞろいするなか大泣きしてしまった。
いい歳なのだが。
一度泣き出すともう止まらない。

設計事務所の皆がぎょっとして、大丈夫よ、かっこいい障子をつけて隠しましょう、Cちゃんがちゃんと考えてくれるから、ほら、これ見本よ、とバタバタする。
非常に恥ずかしい。が、止まらない。止められない。

私の醜態なのか、設計事務所の雰囲気なのかわからないが、夫は毒気を抜かれたようで、いやあ、先日は失礼なことを申し上げて、とか言って、最後は愛想笑いをして退席。

よかった。想像したような修羅場にならなくて。

だが、私の怒りと悲しみは残ったままだ。
変人の奇矯ぶりを見せつけ、脅すことで話し合うことなく自分のしたいことを通した夫、泣くだけの私。お隣の某国と小学生みたいな夫婦だ。
これではいかんのだ。
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