空につながるための家

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アイシングクッキー

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秋ですねえ。
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鳥飼いだった私が言わせてもらう。すばらしい!


かわいい

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夏の終わりの

金曜日で、今年の夏休み子供科学電話相談が終った。
長丁場なので、聞けるときに(運転しながら家事をしながら)一部を聞くことしかできないけれど、毎年オープニングテーマを耳にする度にテンションが上がり、これが終ると、子供達も学校に戻って、夏が終るんだなあとしみじみする。

質問する子供達も皆おもしろければ、答える先生もおもしろい方ばかり。
その分野を不思議と感じ、知りたいと願う立場において、研究者と子供という差はないのではないかと思わせる。
そうか!君はそこがおもしろいと思ったのだね、僕も同じだよ!
年齢やその子の個性によって、言葉を選び、話し方を変えてはいるけれど、同じ地平に立ち、肩を抱き合いながら、世の中の不思議を喜んでいるみたい。
それが、NHKの解説委員の人が回答者のときは、この現象を専門的にはXXと呼ぶのだ、覚えておきなさい、と上から押し付けるように概念だけをポンと投げておしまいだったりするのが、ああ、この人は研究者じゃないんだな、つまらない人間だなあと、それはそれでおもしろい。

蟻は足が六本ありますが、どの足から歩き始めるのですか?と質問した男の子がいた。
そんなことで頭を悩ませてバカじゃないだろうか、と大笑いしたが、回答の矢島先生は、声をはずませて、うん!君はよいところに目をつけたね、と大喜び、炭をつけて白い紙の上で歩かせたらいいんだよ、ちなみにどこどこの足が最初の一歩なんだ、などと答えたことがあったな。

その矢島先生への虫の質問をした小さな女の子、段々分野が広がってきて、回答者の先生全員が、動物の分野ではこうだ、鳥はこうだ、と様々な答えをあげたあと、時間を過ぎた司会者が、わかった?じゃあさようなら、と打ち切ろうとすると、可愛らしい声で、
「待って、待って、矢島先生にもありがとうを言いたいの」
私もそうだったが、先生方が皆、いとおしくてたまらんと言う風に大笑いをした。

先生全員がどう回答しても納得しないで怒っていた女の子がいた。
科学への質問というより、人生に憤っている感じで、痛々しかった。

お母さんが電話口にいて、小声で、こう言いなさいと全て黒子のように指示している声が入ってきてしまったこともあった(船場吉兆の母親と息子状態)。

どう聞いても五十代以上のオバサンが、おかしな子供声で、小学生のフリをして質問してきたこともあった。

一昨日、最終日は、礼儀正しく賢そうな女の子が、ラフレシアの花について質問し、藤田先生とすばらしい知的なやりとりをし、最後に、
「私は今日は質問していますが、いつか回答する人になりたいです」
聞きながら涙が出てしまった。
30年近く続く番組なので、実際、大学や研究所に入ってきた若者が、子供のとき電話相談を聞いていました、という場合も少なくないそうだ。


日々に追われて忘れていた子供の頃の夢や野望が、これを聞いているときばかりは蘇る。
ラフレシアの花を死ぬまでにいっぺん見てみたい。
地球を宇宙から見てみたい。
恐竜を発見してみたい。

来年も、全ての子供が宇宙の果てやらカブトムシやらに疑問を抱き、元気に夏休みを終えることができますように。全ての子供が無事大人になりますように。