空につながるための家

断耳

f0064818_18431978.jpgドーベルマンを飼いたいと思い始めた2年前、断耳断尾は絶対にやめようと思っていた。
断尾はムリにしても、耳を切る必要はないし、垂れ耳には垂れ耳の魅力があると信じていた。

が、この仔犬を譲っていただいたブリーダーの方のお話をお聞きし、飼い主さんを紹介していただくうちに、断耳も必要なものなのかも、と思い始めた。
愛情深く穏やかでやさしいドーベルマン、というのが私の理想なのだが、ドーベルマンは買って来たからドーベルマン飼い、というわけではないらしい。
苦労して努力して、犬の状態、犬との関係を「仕上げる」「作り上げる」ものみたいだ。

断耳は残酷、かわいそうと言うが、成長過程で痛い思いを我慢し、人間の手を受け入れることで、より深い絆を得られるのだという。
長年ドーベルマンを育て愛し続けたブリーダーさんの経験がそれをよいものと結論づけているなら、したがってみるべきではないだろうか。
新米飼い主としても、耳立てにブリーダーさん宅に通うことで、いろいろと健康状態をチェックしていただき、そのときそのときの悩みにアドバイスしていただける。




ピョンピョンゆれる耳を見て、かわいいなあ、と悩み、痛い思いをさせることでしか信頼を勝ち取れないのなら、犬を飼う資格はないのではないかと悩み、断耳のお金と時間があるのなら、この仔に楽しいことに使ったらよいのではないかと悩み...
そんな私を見て、夫が突然、断耳はやめよう!と宣言。

今日、手術キャンセルの電話しようということになったのだが、結局できなかった。

今日、仔犬が来客にずっとうなり吼え続けて。。
私が撫でてもゲンコツで叩いても怖い顔をしても...(泣)

私はこれまで、力で上に立ち、押さえつけて言うことを聞かせる方法とは無縁に生きてきた。
だから、「断耳で人間への服従を覚えて絆が深まる」という考えは、対人間ではおかしなことだと思う。
でも、(ヒトにとって)いけないことをしたときの「体罰」を恐々取り入れ始めて、「おっ?こいつは真剣にオレに要求しているな」とこちらを向き、認め始めているような態度を見せたことで、犬をヒトのようになぞらえるのは違うな、とも考え始めている。

このことは一生結論が出そうにない。
手術当日、病院で号泣してやめますと言ってしまうかも(苦笑)。
by soraie | 2007-10-30 19:11 | 生き物
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