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空につながるための家

駒場散策

駒場散策_f0064818_10552734.jpg柳宗悦の自邸が公開されているというので、買ったばかりのデジカメを持って駒場散策。
コンパクトデジカメなのだが、一見一眼風で、これだと街中で立ち止まって写真をとっていても、あ、そういう趣味なのね、と怪しく見えない...気がする。
いっぱいボタンがあり、ええと、緑を強調するのってどうするんだっけ?スーパーマクロってどうやるの、等と悩んでいたが、ええい、オートモードでいいや、と一切を諦める。

住宅街を抜けると公園の入り口、案内図を見るとここを突っ切って日本民藝館方面に行けるらしい。フムフム。ということで公園内に足を踏み入れるといきなり自然林の別世界!
鬱蒼として昼直暗く、しっとりと空気が湿っていて、ああ、森に来たなという感じ。チョロチョロ小川も流れているし。近くを走る京王線の電車の音が聞こえず、ベンチでくつろぐ親子や読書をしている学生がいなければ、いきなりタイムトリップでもしてしまったのでは、と思うほど。明治まではこのあたり一体こんな武蔵野の森が広がっていたのだろうか。


上を見上げれば緑の天井。

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さらに歩みを進めるといきなり木立の向こうに田んぼ。

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保存林も田んぼもそう大規模なものではないのだが、くねくねと距離を稼いで歩かせる遊歩道を抜けて突然目の前に明るい田んぼが広がるのはかなりドラマティック!
18世紀のイギリス式庭園を散策した人も、こんな感動を味わったのだろうか。え?公園を歩く貧乏人と一緒にするなって?

ところで目的の柳宗悦の自宅、閉まってました。でもおかげでよい場所を見つけました。
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