空につながるための家

戸建って忙しい?

実家の留守番をするためにしばらく帰省していました。

f0064818_12131364.jpg親に留守番を頼まれたときは、「5月といえば最初のプランニングがあがってきて、忙しくなる頃かも...」と内心心配だったのに、何の連絡もなし...うーん、いいんだか、悪いんだか。

久しぶりに戸建の暮らしを体験したのだが、ゆったりしているようで忙しく、せわしないようでのんびりして、山と持ってきた本を読むこともなく、パソコンにかじりつくこともなく、テレビやビデオを見る気にもならず、なのにあっという間の一週間だった(なにやってたんだろう)。

雑事をこなしていくうちにすぐに日が暮れてしまう。朝刊を取りに行って、仏壇に挨拶して、庭木や縁側の植物に水を遣って、犬や熱帯魚や鳥の世話をして、郵便物や回覧板を受け取って、近所の人と話をして...ああ、もう夕刊を取りに行かなくちゃ。
その間にもいろんな人が訪問してくる。ヤクルトのお姉さん、和尚さん、町内会長さん、庭に入ったボールをとっていいですか?と子供達。

これといって何もしないのに、「これでいいのだろうか」と不安になることもなく、都市に住んでいるときのように、あの展覧会を見に行かなくちゃ、あの映画や話題のレストランにも行っておかなくちゃという欲や焦りもなく、ただただ日常の雑務をこなしているうちに一日が過ぎてゆく。

故郷が嫌いで早く家を出たいとイライラしていた高校生の頃、こんな田舎で刺激のない生活を送る親や周囲の大人たちが不思議だった。
でも今にして思えば、親の人生も私の一週間の滞在みたいにあっという間だったんだろうな、と思う。
私も、家が完成したらそんな生活が始まるのだろうか、私なりの晴耕雨読、そういうのも悪くないかも。
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